“御手数”のいろいろな読み方と例文
旧字:御手數
読み方割合
おてかず50.0%
おてすう37.5%
ごてかず12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は形式的にそれを勘定した上、「たしかに。——どうもとんだ御手数おてかずをかけました。御暑いところを」と礼を述べた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
... 奥さん御手数おてすうだがちょっと起していらっしゃい」と催促すると細君は同感と見えて
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「いやどうもとんだ御手数ごてかずで」と主人は眼尻めじりしわを寄せながら礼を述べた。米沢よねざわかすりを着たひざを板の間に突いて、宗助からいろいろ様子を聞いている態度が、いかにもゆっくりしていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)