“御利生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりしょう60.0%
ごりしやう20.0%
ごりやく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三日がかりで村じゅうのものが引き合った伊勢木を落合川の方へ流したあとになっても、まだ御利生ごりしょうは見えなかった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とて御利生ごりしやうのないところを、御新姐樣ごしんぞさまのお執成とりなしで、ちつまとまつた草鞋錢わらぢせん頂戴ちやうだいする、とあし新地入しんちばひりでござります。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
K博士の卓説の御利生ごりやくでもあるまいが、なにがしの大臣の夫人が紅毛碧眼の子を産んだという浮説さえ生じた。