彼年ヲチトシ)” の例文
をとゝしの「をと」には、中に介在するものを越した彼方を意味する「をち」と言ふ語が含まれてゐるのだ。去年の向うになつてゐる前年の義で「彼年ヲチトシ」である。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)