“弾正少弼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんじやうせうひつ50.0%
だんじょうしょうひつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝廷から従四位下弾正少弼だんじやうせうひつに叙任されると、朝恩の厚きに感激し、「我ながらにして、官爵を受く、これ恐らくは人臣の大義に非ず。まさに上洛して天恩を拝謝せん」
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
越後権介ごんのすけに任じ、同日院昇殿をゆるされ、その後弾正少弼だんじやうせうひつを経て修理大夫に至り、位は天保十三年十二月廿二日従四位上に叙せられたことまでは、地下家伝ぢげかでんによつて知ることが出来る。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そのうちには、土岐とき弾正少弼だんじょうしょうひつ頼遠よりとお、二階堂下野しもつけノ判官行春などという者がいた。どっちも歴々な武家だった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ご一族では、阿曾あそ弾正少弼だんじょうしょうひつ、名越遠江守、大仏陸奥守おさらぎむつのかみ伊具いぐノ右近大夫、長崎四郎左衛門」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)