“庁”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
ちょう77.8%
ちやう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知事は“早暁に行われた美人ごろしの事件”と聞いて、さっそく官舎からちょうへのぼり、閻婆と唐牛児を白洲しらすにすえて、吟味ぎんみをひらいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時張廷栄ちょうていえいという、県尹けんいんが新たに任について、ちょうのぼったところで、一疋の猴が丹※たんちの下へ来て、ひざまずいてさけんだ。張廷栄は不思議に思って、隷官れいかんに命じて猴の後をつけさした。
義猴記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
検非違使けびゐしちやうの推問にうて、そして将門の男らしいことや、勇威を振つたことは、かへつて都の評判となつて同情を得たことと見える。然し干戈かんくわを動かしたことは、深く公より譴責けんせきされたに疑無い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
まつりちやううしなひし
哀音 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)