“幽閉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうへい71.4%
おしこ14.3%
いうへい4.8%
とじこ4.8%
へいもん4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源十郎はそうとは知らずにそのしりをそっくりおさよ婆さんへ持ってきて、今までお艶を幽閉ゆうへいしておいた納戸へこんどはおさよを押しこめ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ゆる荒熊あらくまと一しょにもつながれう、はかなかにも幽閉おしこめられう、から/\と骸骨がいこつむさくさ向脛むかはぎばんだあごのない髑髏しゃれかうべ夜々よる/\おほかぶさらうと。
日本の女は、他の東洋諸国の女のやうに、幽閉いうへい同様のを見てゐない。相当の社会的待遇たいぐうを受けてゐるのみならず、その父や夫の遊楽にあづかることも出来るものである。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
つまりその青年が、正木先生と私とのために、この病室に幽閉とじこめられて、想像も及ばない恐ろしい精神科学の実験を受けている苦しみを詳細に描写したものに過ぎないのですが
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それゆえに大辟しけいは上刑である。次に必要なものは生殖器である。それゆえに宮刑さおきり幽閉へいもんは、これもまた人を十分威嚇するに足る罰である。
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)