年寄衆としよりしゅう)” の例文
それから年寄衆としよりしゅうがおいでになって、役場へ連れてゆかれますまで、わたくしは剃刀をそばに置いて、目を半分あいたまま死んでいる弟の顔を見詰めていたのでございます。
高瀬舟 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
年寄衆としよりしゅうのお目にかかりました時、わたくしども四人の命をさしあげて、父をお助けくださるように願うのだと申しましたら、長太郎が、それでは自分も命がさしあけたいと申して
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)