“常住”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうじゅう29.4%
じやうぢう23.5%
じやうぢゆう17.6%
とは11.8%
しよつちう5.9%
じやうじゆう5.9%
ぢやうぢう5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々はみずから相応に鑑賞力のある文士と自任して、常住じょうじゅう他の作物に対して、自己の正当と信ずる評価を公けにして憚らないのみか
文芸委員は何をするか (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つる千年せんねんかめ萬年まんねん人間にんげん常住じやうぢういつも月夜つきよこめめしならんをねがかりにも無常むじやうくわんずるなかれとは大福だいふく長者ちやうじやるべきひと肝心かんじん肝要かんえうかなめいしかたつてうごかぬところなりとか
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あしたに稽古の窓にれば、垣をかすめて靡く霧は不斷の烟、ゆふべ鑽仰さんがうみねづれば、壁を漏れて照る月は常住じやうぢゆうともしび、晝は御室おむろ太秦うづまさ、梅津の邊を巡錫じゆんしやくして、夜に入れば
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
げにはた常住とはのゑまひや、嫉き花の
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
女中さんも居なかつたもんだから……わたしハツと思つちやつたわ。それからわたし常住しよつちう気をつけてゐたのよ。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
小僧こぞうさんたちもののほころびでもれたならわたしうちつておいで、おうち御多人數ごたにんず内儀かみさんのはりつていらつしやるひまはあるまじ、わたし常住じやうじゆう仕事しごと疊紙たゝうくびぴきなればほんの一針ひとはり造作ざうさ
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おはりひと物笑ものわらひにいまではひともなしとてちゝ常住ぢやうぢうなげいたを子供こどもころより聞知きゝしつてりました
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)