“巨眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょがん66.7%
まなこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
単于ぜんうは手ずから李陵のなわを解いた。その後の待遇も鄭重ていちょうを極めた。且鞮侯そていこう単于とて先代の呴犁湖くりこ単于の弟だが、骨骼こっかくたくましい巨眼きょがん赭髯しゃぜんの中年の偉丈夫いじょうふである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
と、巨眼きょがんを光らして、振返った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兎角とかくするほどあやしふねはます/\接近せつきんきたつて、しろあかみどり燈光とうくわう闇夜やみきらめく魔神まじん巨眼まなこのごとく、本船ほんせん左舷さげん後方こうほうやく四五百米突メートルところかゞやいてる。
くはふるに前檣々頭ぜんしやうしやうとう一點いつてん白燈はくとうと、左舷さげん紅燈こうとうえで、右舷うげん毒蛇どくじや巨眼まなこごと緑色りよくしよく舷燈げんとうあらはせるほかは、船橋せんけうにも、甲板かんぱんにも、舷窓げんさうからも、一個いつこ火影ほかげせぬかのふね