川辺かわなべ)” の例文
旧字:川邊
その監獄はどこにあったか、場所は知らないが、隣村川辺かわなべ屋形やかたという所で、そこには郡役所もあり、色々の公の役所があった。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
川辺かわなべが鴨猟のお止め場になって、この伊部村へ追われてから気が狂ったんです」と老婆は云った
若き日の摂津守 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私の生れ故郷は、当時田原たわら村辻川といったのであるが、この田原という郷名は、隣村の川辺かわなべとともにすでに中世以前の書物にも現われている。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私の祖父の陶庵というのは、隣村川辺かわなべ(現在の市川町)の中川という家から養子に来た人である。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
薩摩川辺かわなべ郡加世田村大字津貫字狩集
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)