嶂巒しょうらん)” の例文
ひがしの北山、前面の肩衝山かたつきやま、ほか幾ツもの小さい嶂巒しょうらんや峰が、ふところの襟もとをなしていて、麓からの中津原道、観心寺道、ほか一道の三ツを峡門の口でくびッているのである。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)