岩野泡鳴いわのほうめい)” の例文
その子は——民雄たみおは、岩野泡鳴いわのほうめい氏の遺児ではあったが、当時の岩野夫人清子には実子ではないという事だった。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
岩野泡鳴いわのほうめいのように、あけ放しに物の言える人から見ると、藤村の書いたものは思わせぶりに感じられたかもしれぬが、物の言い切れない藤村から見ると、泡鳴のように物を言い切ってしまう人は
藤村の個性 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
鶴見がここで親友といっているのは岩野泡鳴いわのほうめいのことである。
岩野泡鳴いわのほうめい。」(太宰さん、異議ありや?)
メフィスト (新字新仮名) / 小山清(著)