“山辺守人”の読み方と例文
読み方割合
やまのべもりと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禰宜ねぎ山辺守人やまのべもりとは、時鳥ほととぎす仏法僧ぶっぽうそう啼音なきねばかりを友として、お宮の脇の小さい社家に住んでいたが、甚助の姿が見えると、かたこと木履ぼくりの足音をさせて出て来た。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ禰宜ねぎ山辺守人やまのべもりとが来た。家を立つ時と同じように、仏間に坐って、母と守人の前に手をついた。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)