“小鰭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こはだ80.0%
こひれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「処をまた還俗さしてあげるから、もとッこだわね。可哀相に……そのかわり小鰭こはだの鮨を売りやしないか。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はも河豚ふぐ赤魚あかお、つばす、牡蠣かき、生うに、比目魚ひらめの縁側、赤貝のわたくじらの赤身、等々を始め、椎茸しいたけ松茸まつたけたけのこかきなどに迄及んだが、まぐろは虐待して余り用いず、小鰭こはだ、はしら、青柳あおやぎ
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
またふたつ小鰭こひれとなって痕跡を止め、英仏等の盲虫ブラインド・オルム、アジアやアフリカの両頭蛇アムフィスパイナは、全く足なく眼もちょっと分らぬ。