小津軽こつがる)” の例文
この年五月十五日に、津軽家に代替だいがわりがあった。信順は四十歳で致仕して柳島の下屋敷にうつり、同じよわい順承ゆきつぐ小津軽こつがるからって封をいだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
れの是れのと云って居りますと、折悪しく其の晩養子武田重二郎は傳助でんすけと云う下男を連れて、小津軽こつがるの屋敷へ行って、両国を渡って帰り、御徒町おかちまちへ掛ると
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)