“小兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こひょう79.2%
こがら8.3%
こひやう4.2%
こびょう4.2%
こもの4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小兵こひょうではあるが着飾らない程に身なりも整っておるし、一部でひどく悪口いうほど不縹緻ぶきりょうでもないし、才気を鼻にかける男とも見えない。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
入口の障子しょうじをがたがたとけて、学生マントを着た小兵こがらな学生が、雨水の光る蛇目傘じゃのめがさ半畳はんだたみにして、微暗うすくら土間どまへ入って来た。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小兵こひやうの星のみひとつふたつ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
川越しの小兵こびょうに負はれ五月雨 紅緑こうろく
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
けれどもそれは小競合こぜりあいの競争であって小兵こものの戦争であって、匹夫ひっぷあらそいというものである。
今世風の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)