“宿主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やどぬし83.3%
しゅくしゅ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「盗んで、罪をゆるしてくれもないものじゃ。……これ御亭主、客の盗難は、宿主やどぬしも責めを負わずばなりますまい。なんとして下さるのじゃ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると宿主やどぬし珊瑚虫さんごちゅうはブツブツ言いながら身をちぢめますが、蟹は大悦おおよろこびで外へ出ます。青い青い広い海は、ところどころ白いあわを立てております。
椰子蟹 (新字新仮名) / 宮原晃一郎(著)
宿主しゅくしゅの疑惑 私は一日その寺に逗留とうりゅうして六月七日午前五時に出立しゅったつ、主人の厚意により五日間程馬で送ってくれることになりましたので、その馬に乗りギャンチェの町を通り抜けてツァンチュ川を渡り
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)