安値やすね)” の例文
そのあげく、彼らの商品はすっかりおさえられ、そしてそのまま没収ぼっしゅうされたものもあり、とんでもない安値やすねで強制買上げになったものもあった。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かう言つた曖昧あいまい茶屋などは、確とした請人も證文もなく、氣輕きがる安値やすねに人身賣買が行はれたのでせう。
甲「んならお伴しようか。安値やすねで清潔なところを……」
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)