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孤立無援
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こりつむえん
ふりがな文庫
“
孤立無援
(
こりつむえん
)” の例文
かねてから主君
勝家
(
かついえ
)
は、
若年
(
じゃくねん
)
におわし、しかも、
孤立無援
(
こりつむえん
)
に立ちたもう
伊那丸
(
いなまる
)
さまへ、よそながらご同情いたしておりました。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白痴の心にもお蘭が自分から失われ、自分は全く
孤立無援
(
こりつむえん
)
で世の中に立つ
侘
(
わび
)
しさがひしひしと感じられた。現われて来る眼に見えぬ敵を想像して
周章
(
あわ
)
てはてた。
みちのく
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
彼は、爆発点に達しようとする
憤懣
(
ふんまん
)
をおさえるのに、骨を折った、
孤立無援
(
こりつむえん
)
の彼は……。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
まえには、人穴城の強敵あり、うしろには
徳川家
(
とくがわけ
)
の大軍あり、
雨
(
あま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
は、いまやまったく
孤立無援
(
こりつむえん
)
の死地におちた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
婿の代になって崖の上からの研究費は断たれたので、復一は全く
孤立無援
(
こりつむえん
)
の研究家となった。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
孤立無援
(
こりつむえん
)
の中に、苦闘していた城兵は、思わぬ
劉玄徳
(
りゅうげんとく
)
の来援に、幾たびも
歓呼
(
かんこ
)
をあげてふるった。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「毛利家の圧迫、四隣の
策謀
(
さくぼう
)
、まったく
孤立無援
(
こりつむえん
)
のかたちに
在
(
あ
)
るようでして」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
孤
常用漢字
中学
部首:⼦
9画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
援
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“孤立無”で始まる語句
孤立無縁