“妻女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいじょ50.0%
さいぢよ33.3%
かない16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「某家では、板女が衣類を持って逃げようとするところを知って、妻女さいじょ長刀なぎなたを持って切りかけると、壁厨おしいれの戸板へ引附いて消えてしまった」
女賊記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかるに御老職ごらうしよく末席ばつせきなる恩田杢殿方おんだもくどのかた一家内いつかないをさまり、妻女さいぢよていに、子息しそくかうに、奴婢ぬひともがらみなちうに、陶然たうぜんとして無事ぶじなることあたか元日ぐわんじつごとくらされさふらふ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
妻女かないは亡くなりました、それは一昨年です。最愛の妻でした。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)