“妙境”の読み方と例文
読み方割合
みょうきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋の日落ち谷蒼々そうそうと暮るゝゆうべ、玉の様な川水をわかした湯にくびまでひたって、直ぐそばを流るる川音を聴いて居ると、陶然とうぜんとして即身成仏そくしんじょうぶつ妙境みょうきょうって了う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
秋に別れて冬になろうと云う此ひまに、自然が一寸静座の妙境みょうきょうに入る其幽玄のおもむきは言葉に尽くせぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)