“妖姫”の読み方と例文
読み方割合
ようき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したたるばかりの森影に、この妖姫ようきの住める美しの池はさざなみを立てて、じゃくとして声なき自然の万象をこの鏡中きょうちゅうに映じている。
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
則天武后だの呂后ろごうだの、褒似ほうじだの妲妃だっきだのというような、女傑や妖姫ようきの歴史を見れば、すぐ頷かれることだからね。
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ダミアンティやシャクンタラのような妖姫ようきがサーヴするかと思わせるのもおもしろい。
カメラをさげて (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)