“如法闇夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょほうあんや83.3%
によぼふあんや16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲府城下の霧の如法闇夜にょほうあんやに演出した一人芝居は、あれは生命いのちがけの剣刃上のことでしたから、前例にはなりません。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たちまち、そらの月影が、黒雲のうちにさえぎられると、裾野すそのもいちめんの如法闇夜にょほうあんや、ただ、ザワザワと鳴るすすきの風に、つめたい雨気さえふくんできた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)