如何どない)” の例文
あてでっか。あて如何どないでもよろしおま」表情一つ動かさず、強いて言うならば、綺麗な眼の玉をくるりくるり廻していた。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
お君は、「あて如何どないでも良え。あんたの好きなようにし」しかし、「あんまり遠いところへ行かんといてや」
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
売れ残りの扇子を問屋にかえしに行くと、季節も変ったし、日めくりカレンダーをやってはとすゝめられたが、断った。「では、新案コンロは如何どないだす。弁さえ立てば良え儲けになる」
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
ところで、彼女は僕のこと如何どない言うとりました? 悪い男や言うとりましたやろ? 焼餅やきや言うてしまへんでしたか。どうせそんなことでっしゃろ。なにが、僕が焼餅やきますかいな。
秋深き (新字新仮名) / 織田作之助(著)
あてでっか。あて如何どないでもよろしおま」
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)