“女郎買”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうろかい16.7%
じょろうかい16.7%
じょろうがい16.7%
じょろうけえ16.7%
ぢよらうかひ16.7%
ぢよろかひ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半ちゃんもお前にゃア種々いろ/\世話になって済まないって、そりゃアほんに銚子屋に預けられて居ても女郎買じょうろかい一つしないで堅くして居るんだよ、ほんに感心さ
また誰に向っても、「萩原はぎわらの武太郎は、五宿へ往って女郎買じょろうかいばかしするやくざもので」と其亭主の事を訴える。武太さんは村で折紙おりがみつきのヤクザ者である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
今日の小説や詩や歌のほとんどすべてが女郎買じょろうがい、淫売買、ないし野合やごう姦通かんつうの記録であるのはけっして偶然ではない。しかも我々の父兄にはこれを攻撃する権利はないのである。
モウ年をっちまって仕様がねえだ、わけえ時分に一緒に松戸のくちへ通う時分にゃア一晩でも女郎買じょろうけえをしねえと気が済まねえで、一度などは雨が降った時にみのを着て往った事が有ったが
もちさへ致すと女郎買ぢよらうかひにばかり行きます是が誠にたまきずと申のでこまりきりますとしきりにわけもなきことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のろり/\と充分したゝか清めて碁盤肌にでも削らうかと僻味ひがみを云つた事もありました、第一彼奴は交際つきあひ知らずで女郎買ぢよろかひ一度一所にせず、好闘鶏しやも鍋つゝき合つた事も無い唐偏朴、何時か大師へ一同みんなが行く時も
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)