女童おんなわらべ)” の例文
時の大臣おとどともあろう方々が、女童おんなわらべの如く、日夜めそめそ悲嘆しておらるるのみで董卓とうたく誅伏ちゅうふくするはかりごとといったら何もありはしない。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ついぞこの辺の里の女童おんなわらべの夜明け道と心得ていたが、尾張の中村から三カ国をかけての旅路とは、ちょっと案外であった。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
女童おんなわらべの知るところでない」と、孫策は袖を払って、後閣から立ち去ってしまった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女童おんなわらべの情です。自らのお涙を自らおわらいなさい。あなたは漢中王でいらせられますぞ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一艘は、女房や女童おんなわらべばかりである。良兼は
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)