“太平無事”の読み方と例文
読み方割合
たいへいぶじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、八畳二間ふたま、六畳一間ひとま、四畳半二間、それに湯殿ゆどのや台所があつても、家賃は十八円を越えたことはなかつた。僕らはかういふ四畳半の一間にこの小さい長火鉢を据ゑ、太平無事たいへいぶじに暮らしてゐた。
身のまはり (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)