大豆だいづ)” の例文
勘次かんじ畦間うねまつくりあげてそれから自分じぶんいそがしく大豆だいづおとはじめた。勘次かんじ間懶まだるつこいおつぎのもとをうねをひよつとのぞいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
鳥渡ちよつと申上候昨日は御馳走ちそうあづかかたじけなく奉存候然者しからば先日御相談致し候穀物こくもつの儀江戸表へ相廻あひまはし申候明後日は關宿せきやど庄右衞門殿方へ穀代金こくだいきん勘定かんぢやうに參り申候粕壁かすかべの代金八十兩也大豆だいづ爲替かはせに仕つり候只今たゞいま御受取可被下候まづは右の段申上度如此かくのごとく御座候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かれ大豆だいづいてにははこんだころはまだあつ落付おちついていがはじめたくりこずゑからにはをぢり/\とてらしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
大概てえげえわかさうなもんぢやねえか、こんなざまぢやたねばかしつてやうありやしねえ」勘次かんじあとつぶやいた。となりはたけこれ大豆だいづいて百姓ひやくしやうけてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)