“大蒜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんにく95.8%
ガーリック4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万豪和尚より習ひ覚えしといふ奈美女の優れたる竹抱、牛血、大蒜にんにく、人参、獣肝、茯苓草ぶくりやうさうのたぐひを浴びるが如く用ふれども遂に及ばず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あの大蒜にんにくの根や、茴香の蕾を抓み散らして、精一杯に苦んで、藻掻いて血を吐いて、而して笑つて真蒼に腐つて了ひ度い——とも思つた。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
強き大蒜ガーリックのにおいを発する硫化水素は、自然夜間に光を発するガスの泡沫ほうまつをつくり得るが、卵の腐敗したような強きにおいを発するゆえに、いわゆる真の鬼火は
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)