“大疑現前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいぎげんぜん50.0%
だいぎげんぜん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禅坊さんの所謂大疑現前たいぎげんぜんなどと云う境界は、代助のまだ踏み込んだ事のない未知国であった。代助は、そう真率性急に万事を疑うには、あまりに利口に生れ過ぎた男であった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
代助は今では、なまじい石抔を抛げなければかつたと思つてゐる。禅坊さんの所謂大疑現前だいぎげんぜん抔と云ふ境界は、代助のまだ踏み込んだ事のない未知国である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)