そして、呉使華欽かきんに、大理寺少卿だいりじしょうけいという官爵を与え、彼を都へとどめておく一方、勅命を乞うて、程昱の献策どおり、勅使を呉の国へ馳せ下した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)