大熱々おおあつあつ)” の例文
大熱々おおあつあつだろうよ、念のため行って聴いてみるもいいが、——金費かねづかいがどんな塩梅だか、そいつが一番大事だぜ」
数日くと、西門慶せいもんけいはまたやって来た。いやそれからは、三日にあげずだ。時によると一日に二度も三度も来るといったぐあい。大熱々おおあつあつなのぼせ方である。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元々この安道全は、医者の女好きという方で、建康府の花街いろまちには、大熱々おおあつあつとなっているおんながある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)