“大暴風雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおあらし72.7%
だいぼうふうう18.2%
おおしけ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この大暴風雨おおあらしでは、とても、あのふねたすかるまい。」と、おじいさんと、おばあさんは、ぶるぶるとふるえながら、はなしをしていました。
赤いろうそくと人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
人々ひとびとは、十ねんばかりまえにあった大暴風雨だいぼうふううのことを記憶きおくからこしました。そして、三にんのものがいまだに行方不明ゆくえふめいであることをおもしたのであります。
明るき世界へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
実にお誂向あつらいむきのところに来てくれたよ。註文したって無い大暴風雨おおしけに取巻かれた一軒屋だ。聴いている者は飯爨めしたきのりんだけだ。ウン。あの若い朝鮮人だよ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)