夏炉冬扇かろとうせん)” の例文
夏炉冬扇かろとうせんという言葉がある通りに、冬日扇は必要のないものとなっているのであるが、それが或日村里を通っていると、汗ばむほどに暑さを覚えたので、また扇を遣いながら行ったというのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)