“夏侯淵”の読み方と例文
読み方割合
かこうえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が馬をすすめると、右翼の夏侯淵かこうえん、左翼の曹仁は、共に早鉦はやがねを打ち鼓を鳴らして、その威風にさらに気勢を加えた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その手の敵、夏侯淵かこうえん、曹洪など、面もふらず戦ったが、全体的には西涼軍の士気強く、ひた押しに圧され、乱軍中、許褚きょちょひじへ二本の矢をうけた程だった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏侯淵かこうえんとは余りにも似ない貴族らしさを多分に持った彼とその幕下は、逃げ崩れてゆく姿まで絢爛けんらんだった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)