“変怪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんげ75.0%
へん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「スーッと一筋、怪しの煙が立ち昇ったかと見るまに、空中に、変怪へんげの形をとって、うらめしや伊賀ざむらい……ナンテことになるんじゃないかな」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いわく、この犯人は喰屍鬼ゴウルか吸血鳥か、とにかく、人間の眼を触れずに自在に往来する、他界の変怪へんげであろうと。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そのころわたくしは、もう幾度いくたび経験けいけんがありますので、さほどにもおもいませんでしたが、はじめて人間にんげん臨終りんじゅう出会であっときは、なんとまァ変怪へんなものかしらんとおどろいてしまいました。