“墓碣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼけつ90.0%
ぼかつ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墓碣ぼけつと云い、紀念碑といい、賞牌しょうはいと云い、綬賞じゅしょうと云いこれらが存在する限りは、むなしき物質に、ありし世をしのばしむるの具となるに過ぎない。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それはその頃へんある寺に残っていた墓碣ぼけつの中で、寺が引払いにならないうちに、是非とも撮影して置きたいと思っていたものがあったためで。
勲章 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
而して、恩人乃木将軍が其名を書いてくれた墓碣ぼかつが故山に建てられた明治四十二年十二月小説寄生木が世に出た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)