因幡国いなばのくに)” の例文
旧字:因幡國
他年榛軒の嗣となるべき棠軒淳良たうけんじゆんりやうが、四月十四日に因幡国いなばのくに鳥取の城主松平因幡守斉訓なりみちの医官田中淳昌じゆんしやうの子として生れた。通称は鏐造りうざうである。母の名は八百、杉田玄白のぢよだと、歴世略伝に云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
因幡国いなばのくにの山奥の村にも、非常に大袈裟おおげさな山姥の話がありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)