“四十物町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あえものちょう50.0%
あへものちやう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いえ、お召なんでございます。四十物町あえものちょうのお邸から、用があるッて、そう有仰おっしゃるのでございますから。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひる少し過ぐる頃、富山県知事なにがしの君が、四十物町あえものちょうやしきの門で、活溌に若い声で呼んだ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
上野うへの汽車きしや最後さいご停車場ステエシヨンたつすれば、碓氷峠うすひたうげ馬車ばしやられ、ふたゝ汽車きしやにて直江津なほえつたつし、海路かいろ一文字いちもんじ伏木ふしきいたれば、腕車わんしやせん富山とやまおもむき、四十物町あへものちやうとほけて、町盡まちはづれもりくゞらば
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)