善法寺ぜんぽうじ)” の例文
そんななかで病気になっても村に医者いしゃはいなかった。よくきく薬もなかった。医者も薬も戦争にいっていたのだ。おばあさんのくなったときには、村の善法寺ぜんぽうじさんまでが出征して留守るすだった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)