唖児おし)” の例文
それと一緒に口数が少くなって、ちょっと見ると唖児おしではないかと思われるほど、静かな児になった。そうして時たま口を利く時には、その大きな眼を一パイに見開いて、マジマジと相手の顔を見る。
人の顔 (新字新仮名) / 夢野久作(著)