哨戒隊しょうかいたい)” の例文
その江岸の哨戒隊しょうかいたいがある日、蜀の一兵を捕えて、水軍の都督部へ引っぱって来た。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガリ版刷ばんずりの「哨戒隊しょうかいたい報告」を拡げて読み出した。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ここはまだ山腹の沓掛くつかけの部落である。僅か十数戸の山樵やまがつや炭焼の小屋があるにすぎない。にもかかわらず、中軍の警戒は甚だきびしく、ふもとの方にも、過ぎて来た道の方にも忽ち哨戒隊しょうかいたいが配置された。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)