哈々ごうごう)” の例文
声に応じて大蔵ヶ谷右衛門は、大鉞を抛り出し、かたわらの陣鉦じんがねをムズと掴み、突っ立ち上がると見る間もなく、兵法に叶ったばちさばき、哈々ごうごうと鉦を打ち鳴らした。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
音は忽ち哈々ごうごうと鳴り、大藪地の四方へ響き渡った。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)