呪詛調伏じゅそちょうぶく)” の例文
「わたくしが怖ろしいと申したのは、そのように呪詛調伏じゅそちょうぶくを巧らむ、人のこころが怖ろしいと申したのでござりまする。この身になんの陰りもない玉藻が、なんでお身たちの祈祷を恐れましょうぞ」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)