呂宋ルスン)” の例文
……だいたいこれだけのものですが、中には隙を見て海に飛びこもうとする奴もあれば、同心や船頭を斬りころして船を盗んで呂宋ルスンまで押しわたろうなんて、えらいことをたくらむ奴もある。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)