吉浜村よしはまむら)” の例文
吉浜村よしはまむらへ出る谷間道をへだてて、平家方は、星山の峰つづき一帯を陣地として、翩翻へんぽんと、旌旗せいきをたてならべた。遠目にも白くきらめくのは、その間を歩く長刀なぎなたや太刀などであろう。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)