“右衛門督”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえもんのかみ75.0%
うゑもんのかみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右衛門督うえもんのかみは六条院の宮の御出産から出家と続いての出来事を病床に聞いて、いっそう頼み少ない容体になってしまった。
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
息子の右衛門督うえもんのかみは、白い直垂をつけ、宗盛の直ぐ後に続いたが、この方は目もあげられず、うつ伏したまま、涙にむせんでいるのであった。平大納言時忠の車がそのあとに続いた。
相模から帰つた将門は、天慶三年の正月中旬、敵の残党が潜んでゐるおそれのある常陸へと出馬して鎮圧につとめた。丁度都では此時参議右衛門督うゑもんのかみ藤原忠文を征東大将軍として、東征せしむることになつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)