古染付ふるそめつけ)” の例文
と云いながら茶碗を手に取上げて見まするに、古染付ふるそめつけの結構なたっぷりした煎茶茶碗を象眼入ぞうがんいりの茶台に載せて出しますから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
古渡こわたりすゞ真鍮象眼しんちゅうぞうがん茶托ちゃたくに、古染付ふるそめつけの結構な茶碗が五人前ありまして、朱泥しゅでい急須きゅうすに今茶を入れて呑もうと云うので、南部の万筋まんすじ小袖こそで白縮緬しろちりめん兵子帯へこおびを締め、本八反ほんはったん書生羽織しょせいばおり