じめ)” の例文
「その人氣を獨りじめにして居る菩薩樣が少し汚れたやうですね——あれは矢張りサクラを使つて泣かせるんでせう——」
余吾之介様を独りじめにしたいばかりの私の悪企わるだくみ、今日は余所よそながら処刑を見物する積りで、竹矢来の外から悪魔外道の眼を光らせていた浅ましい私でございます。
十字架観音 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)