“半眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんがん94.4%
うすめ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よるの風は盃のひやふちに似たり。半眼はんがんになりて、口なめずりて飮み干さむかな、石榴ざくろの汁を吸ふやうに滿天まんてんの星の凉しさを。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
かれはその眼を半眼はんがんにひらき、周囲のさわがしさとはまるで無関係に、湯ぶねのすみに、黙然もくねんとして首だけを出していることがよくあった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
光子と私が其の前に立ち止まると、仙吉は何と思ったか蝋で強張った顔の筋肉をもぐ/\と動かし、漸く半眼うすめを開いて怨めしそうにじッと私の方を睨んだ。
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)